年間を通して降り注ぐ太陽とアクセスの良さ、穏やかな波が打ち寄せる長い海岸線、そして豊富な陸と海の幸が、マールボロを贅沢な時間を過ごしたり冒険するのにぴったりな場所にしている。
マールボロはソーヴィニヨン・ブランの中心地として有名かつ、ニュージーランド最大のワイン産地だ。ニュージーランド全体のワイン生産量の4分の3、ブドウ栽培面積の70%、そしてワイン輸出の86%を占めている。マールボロの肥沃な谷間には、見渡す限りのブドウの木が整然と並んでおり、気候と地形の最適な組み合わせが実に理想的なワイン産地を形成している。
多様な土壌とメソ気候が刺激的な新たなサブリージョンを生んでおり、マールボロのブドウ栽培の未来は、これら特有の地域にかかかっている。マールボロのオーガニックや環境に配慮したワイナリーの多くは、持続可能な発展における重要課題に取り組むための革新的な対処法を採用することで新境地を開いている。
マールボロはワイン愛好家の夢であると同時に、ニュージーランドのグレート・ウォークに挑むハイカーや、クイーン・シャーロット・サウンドや海岸線の人里離れた河川を探索したい人など、自然愛好家にとっても魅力的な場所だ。
さらにマールボロはサイクリストにも人気がある。数多くのワイナリーを巡るためのベストな方法の一つは、自転車をレンタルするかツアーに参加し、世界クラスのワインや地元の農産物や新鮮なシーフードを味わいながら、一日かけてセラー・ドアーを訪れること。ブレナムの中心街から半径10km以内に30以上のセラー・ドアーがあり、「少し試飲してサイクリング」を楽しむことができる。
旅のヒント
マールボロは、ニュージーランドの首都ウェリントンから飛行機で30分、フェリーで到着する場合はピクトンから車で約20分。ネルソンからは車で1時間半、クライストチャーチからは4時間の眺めの良いドライブで到着する。一部のワイナリーは宿泊施設を提供しており、絵のように美しい町ブレナムは、マールボロを探索するには最適な拠点となる。町の中心から出発するワイン・ツアーを数社が催行している。
お見逃しなく - ブレナム空港近くのオマカ・アヴィエーション・ヘリテージ・センターでは、有名な映画監督、ピーター・ジャクソン卿所有の第一次世界大戦の戦争記念品や航空機の貴重なコレクションを見学することができる