木村滋久氏プロフィール

木村滋久(キムラシゲヒサ)。東京都出身。ホテルにてソムリエとして勤務後ニュージーランドに渡り、ホークス・ベイのEITにてCertificate in Winemaking & Grapegrowingを2005年に修了後、NMITを経て、Lincoln UniversityのBachelor of Viticulture and Oenologyを2012年に修了。

その後、ニュージーランド国内のワイナリーで研鑽を積み、2009年にキムラセラーズの初ヴィンテージをリリース。事業を営みながら、オーストラリアニューサウスウェールズ州や他のニュージーランド国内のワイナリーで更なる経験を積む。キムラセラーズのオーナー醸造家として、また、ロンドンやマールボロのワインコンクールで審査員を務めながら現在に至る。

Kimura Blossoms logo
kimura cellars
Shigehisa Kimura
Kimura Cellars

醸造家としての略歴

Ngatarawaにて3か月、Clos Henriにて一年間、ブドウ栽培の仕事に従事する。その後、Villa Maria Estateの醸造チームの社員として2年ほど働き、アメリカオレゴン州のElk Cove Vineyard で修業。オーストラリアニューサウスウェールズ州のWindowrie EstateとKimura Cellarsのコラボワイン、オーバーザレインボーの生産に携わる(2015~2018ヴィンテージまで)。

 

ワイン醸造家(ワイングロワー)になろうと思ったきっかけや理由を教えて下さい。

日本のホテルのレストランで働いている時、ソムリエの資格を取得しました。合格した自分へのご褒美にと行ったフランス旅行で、ブドウ畑や醸造所、働く人たちの情熱に触れ、自分もこの仕事をしたいという想いに駆られました。

 

ニュージーランド以外でのワイン生産地で好きな産地を教えて下さい。

以前、タスマニアに訪問したことがあるのですが、居心地がよくとても親近感を感じたワイン産地です。気候や産出されるワインスタイルがマールボロに似ていて、直ぐに気にいってしまいました。

 

何故ニュージーランドでワインを造ろうと思われたのか教えて下さい。

ニュージーランドでワイン醸造と栽培の勉強で留学をしたことがきっかけで、こちらのワインをよく飲むようになりそのおいしさに魅了されました。縁あって、ソービニヨンブランとピノノワールの名産地であるマールボロに移ることになり、今に至っています。

 

ワイン造りを始めるにあたり、一番苦労した事は何でしたか?

事業を開始するにあたり、ぶどうの契約は直ぐにできましたが、超少量生産のうえ限られた人脈の私には間借りする醸造場所を見つけるのが何よりも大変でした。

 

他国でのワイン造りに比べてどんな利点があるか教えて下さい。

まず、ニュージーランドは人種差別が他国より少ないうえ、親日の方が多いのは大きな利点と思います。もう一つは、マールボロのソーヴィニヨン・ブランは世界的なブランド力があるので、ファインワインマーケットで需要があることです。

 

生産地の特徴はどのようにワインに影響を与えていますか?

マールボロはニュージーランドでも特に日照量が多いですが、寒暖の差があることでぶどうがゆっくり熟し、果実味のあふれるワインに仕上がります。収穫期の雨が少なく、健康なブドウが育ちやすいので、高品質なワインを造れるヴィンテージが多いです。

 

ワイン造りのゴールをどのように設定して、今はどのようにアプローチしていますか?

良いブドウが育つよう、出来る限りの努力をすること。そしてそのブドウから土地の個性を反映させたワインを造り上げることをゴールにしています。

 

自社以外のワインでお気に入りのワイン、感銘を受けたニュージーランドワインがあったら教えて下さい。

思い出せないほど沢山ありますが、Te Whare Ra Toru, Tohu Sauvignon Blanc, Ata Rangi Pinot Noir, Villa Maria Reserve Pinot Noir, Mahi Chardonnay, Herzog Sur Lie, Te Mata Estate Coleraineなどが印象に残っているワインです。

 

日本の皆さんにどんな点にフォーカスしてワインを飲んで頂きたいですか?

ニュージーランドには拘りの生産者が沢山いらっしゃいます。多くの方がフラッグシップのマールボロのソーヴィニヨン・ブランの枠にとらわれがちですが、他の産地やブドウ品種の魅力も探って頂きたいです。

 

日本から訪問可能でしょうか?

弊社ではワイナリーツアーとB&Bの事業をしております。 良かったら弊社ウェブサイト(http://kimuracellars.com/)をご覧ください。(試飲を含め弊社のご案内はツアーに参加していただいた方のみとなっております)

  

ニュージーランドに最初に来たのはいつですか?その目的は何でしたか?

2004年にワインの醸造とブドウ栽培を学ぶため。英語が苦手だったため、入学資格の英語試験をクリアするための語学学校からのスタートでした。

 

ニュージーランド最初に来たとき、ニュージーランドの印象はどうでしたか?

東京から来た私にとっては、自然が豊かでゆったりとしているという印象でした。

ニュージーランドでお気に入りの場所はどこですか?

マールボロサウンズがお気に入りです。20~30分の車の移動が必要となってしまいますが、そこでの山歩き、カヤック、釣りなどをするのが私にとって贅沢な休日の過ごし方です。

 

日本にあってニュージーランドに無いもので、特に欲しいと感じるものは何ですか?

寿司屋での豊富なネタ、日本ならではのNZにない食材(シソやミョウガ、日本の山菜など)

 

住んでいてニュージーランドの気に入っている部分はどこでしょうか?

人の笑顔が素敵です。穏やかな国民性。散歩していると、知らない人同士でも笑顔で挨拶したりするフレンドリーな面

 

ニュージーランドの食材で、ご自身のワインと最も相性が良いと思うのは何ですか?

ソービニヨン・ブランには ムール貝のワイン蒸し、スモークサーモンとアボカドの巻寿司など。ピノノワールには チキンの赤ワイン煮込み、照り焼きチキンなど。

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日本ではどこで御社のワインを購入出来ますか?

輸入元であるVai and Company Ltdにお問い合わせください。

 

ワイナリーコンタクト先

Email: wine@kimuracellars.com

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輸入元情報

株式会社ヴァイ&カンパニー

本社 TEL 06-6841-3553

東京 TEL 03-3779-2123

 

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