醸造家としての略歴
2005年、1月から2月、オーストラリア・ハンターヴァレー、Mt Eyre Vineyardにて醸造研修。2006年9月から12月まで、ドイツ・ラインヘッセン地方、Weingut Kellerにて醸造研修。2007年及び2008年9月から12月、アメリカ・カリフォルニア州・セントラルコースト、Au Bon Climat Wineryにて醸造研修。
ワイン醸造家(ワイングロワー)になろうと思ったきっかけや理由を教えて下さい。
24歳まで海外で育ち(台湾、アメリカ)、帰国後東京で就職したものの、カルチャーショックもあり、海外で、モノづくりに関わる仕事がしたく、好きなものがワインだったためです。
ニュージーランド以外でのワイン生産地で好きな産地を教えて下さい。
イタリア、ピエモンテ州。アメリカ、カリフォルニア州セントラルコースト。
何故ニュージーランドでワインを造ろうと思われたのか教えて下さい。
新世界の産地で、ピノノワール、シャルドネ、リースリングの適地で、かつ国立大レベルでブドウ栽培・ワイン醸造学が学べる地という条件で調べた時に、リンカーン大学のViticulture & Oenologyのコースと、南島の気候が理想的だったためニュージーランドを選びました。
ワイン造りを始めるにあたり、一番苦労した事は何でしたか?
大学にて単位を取得し、卒業することでした。
他国でのワイン造りに比べてどんな利点があるか教えて下さい。
ニュージーランドのワイン造りの場合は、フランスのAOCシステムのような厳格なレギュレーションがないため、栽培方法、栽培する品種やワイン造りにかなり自由な発想を取り込めます。
生産地の特徴はどのようにワインに影響を与えていますか?
乾燥した生育期間の気候がサステイナブル農法を比較的容易にし、昼夜の寒暖差により、高い酸を保ったまま葡萄が完熟するという特徴を生かしたワイン造りです。
ワイン造りのゴールをどのように設定して、今はどのようにアプローチしていますか?
ニュージーランドは世界中のほぼあらゆる産地よりも歴史的に若い産地で、特にブルゴーニュ等の伝統的な産地に比べ、クローンの選抜や土地にあったブドウ栽培等、まだまだ学ぶべきことが沢山あります。恐らく自分たちの世代ではたどり着けない部分も沢山あるので、次世代、次々世代の作り手にできるだけ良いバトンを渡して、50年、100年後にはスタイルは違えども、質としてブルゴーニュのトップドメーヌのワインを超えるワインがニュージーランドより出てくることを目指しています。
自社以外のワインでお気に入りのワイン、感銘を受けたニュージーランドワインがあったら教えて下さい。
ペガサス・ベイのアンコール・ノーブル・リースリングとハンス・ハーゾックのモンテプルチアーノ。
日本の皆さんにどんな点にフォーカスしてワインを飲んで頂きたいですか?
品種に限らず、ニュージーランドワインならではの綺麗な酸。
日本から訪問可能でしょうか?
アポイント制ですが、どなたでも訪問可能です。
日本の出身地はどちらですか?
神奈川県横浜市
ニュージーランドに最初に来たのはいつですか?その目的は何でしたか?
2003年、リンカーン大学でブドウ栽培・ワイン醸造を学ぶため。
ニュージーランド最初に来たとき、ニュージーランドの印象はどうでしたか?
田舎。
ニュージーランドでお気に入りの場所はどこですか?
Waipara Valleyです。
日本にあってニュージーランドに無いもので、特に欲しいと感じるものは何ですか?
文化や歴史。
住んでいてニュージーランドの気に入っている部分はどこでしょうか?
人の好さ。人の少なさ。時間の流れ。空気の綺麗さ。
ニュージーランドの食材で、ご自身のワインと最も相性が良いと思うのは何ですか?
白ワイン、スパークリングにはオイスター、クレイフィッシュ。
ピノ・ノワールにはヴェニソン。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
日本ではどこで御社のワインを購入出来ますか?
ワイナリーコンタクト先
34 Omihi Road, Waipara North Canterbury
Tel: +64-(0)22-354-8795
Website: Koyama Wines Mountford Estate
輸入元情報
SNS情報